おしあげ耳鼻咽喉科

最近お問い合わせが増えております。

当院では慢性上咽頭炎に対してBスポット療法(EAT)を行っております。

慢性上咽頭炎がない場合は対象外になります。とくに、急性上咽頭炎は風邪(感染症)関連の病状になり、対応が異なります。

上咽頭炎が有るか無いかは内視鏡で確認します。

上咽頭炎が有る場合、急性か慢性かは、経過や内服治療の手応えなどで総合的に判断します。

いずれも診察・通院してもらわないと判断できませんので、可能性を考慮される方はお電話ではなく受診してください。また、Bスポット療法は根拠のない治療に分類されるため全員には勧めておりません。Bスポット療法を検討したい方は「Bスポット療法はどう？」と質問していただければと思います。

特にコロナ罹患後は、思い込みで後遺症だと決めつけているケースが散見されます。コロナ罹患後に数ヶ月症状が続き、Bスポット希望で受診された方が、１～２週間薬を飲んだら完治した、といったケースも多いです。決めつけずに、また、長引く前に、病状の相談に受診するようにしてください。

なお、Bスポットは塩化亜鉛という薬を使用します。効果を立証する論文(根拠)がない治療である一方で、薬の副作用として嗅覚障害が起こりえますので、なんでもかんでもBスポットをすればいいとは言えません。また、急性上咽頭炎の場合は処置の形は同じですが使用する薬剤がルゴールになります。病状によって対応が変わりますので、受診前の電話で「○○の処置ができます」というお約束は不可能です。受診・通院してご相談ください。

Bスポットは週1回で行っていきます。最初の目安は10回です(２～３か月)。Bスポットを始める際は週1回の通院の都合をつけられるようにお願いいたします。