おしあげ耳鼻咽喉科の院長をしております、山田と申します。この度は当院のホームページをご覧いただき、ありがとうございました。
私は、大学病院勤務時代に、難聴・人工内耳、音声、睡眠時無呼吸、口唇口蓋裂、発達障がい児の診療(検査入院や手術)などに携わり、小児耳鼻咽喉科を中心とした耳鼻咽喉科領域の一般診療を専門としてまいりました。
小児は大人の小さい版ではなく、年齢ごとに気にすべき病気・病態が変わっていきます。また、お子さんの特性によっても対応を工夫しなければなりません。しかしながら、昨今では発達障がい児が通常通りの耳鼻咽喉科診療を怖がって大暴れしてしまい、結果として病院を出入り禁止にされるというような悲しい現実もよく耳にします。さらに、鼻炎などによる睡眠時無呼吸や滲出性中耳炎が長期化すると発達障がいに似た症状が出るため、お子さん本来の能力が発揮できないまま年齢を重ねてしまうこともあります。慣れるのに早い遅いは個人差がありますが、当院では皆さん比較的落ち着いて診察や処置を受けていただいていますので、ご遠慮なく気軽に受診・ご相談ください。
また、初期研修医制度の最初の世代であり、耳鼻咽喉科に限らず幅広く臨床を経験しております。今の日本は専門が細分化されすぎており、例えば花粉症と喘息を併発している場合には、鼻は耳鼻咽喉科、目は眼科、喘息は小児科・内科といったように病院をはしごしなければならないことも多くあります。しかし、本来は一連の病気ですので、一箇所で総合的に対応できるのがベストなはずです。当院も治療に必要な医療機器の全てが揃ってはおりませんので時には各専門科に託さなければならないこともありますが、耳鼻咽喉科のみならず関連する他科疾患も含めて出来る限り総合的に対応させていただいております。
私のモットーは「できないことを挙げるよりも、できることをひとつでも多く提案する」、「病気の治療のために生きるのではなく、患者様が生きる(活きる)ために病気の治療をする」です。当院では、これまで培った専門分野や周辺分野の診療経験を活かし、お子さんからお年寄りまで、地域の患者様のあらゆるお悩みに適切にお応えできる医療サービスを提供したいと考えております。耳、鼻、のど、めまいに関するお悩みのほか、何科に受診していいのかわからない症状もご相談に乗らせていただきますし、分かる範囲では初期対応させていただきますので、お気軽に当院にご相談ください。
2020年12月吉日
おしあげ耳鼻咽喉科院長 山田哲也